STEM DESIGN WEB MAG Vol8. ゆったりシルエットなのに機能的 日本の夏はこれでキマり!
このところ日本の夏、とくに都市部における尋常じゃない暑さはもはや生命の危機すら感じるほど。とてもハードにライドできるような気候じゃありません。いつもはストイックに走っているサイクリストも、真夏だけはひとつ肩の力を抜いて、のんびり自転車を走らせようじゃありませんか。はい!そこでステムデザインが提案したいのがこちらの「サイクル DRY Tシャツ」。見ての通り、名前の通り、Tシャツスタイルのサイクルウェアです。
「へー吸汗速乾生地のTシャツにバックポケットを付けた?」ノンノン、そこはほら「パターンのステムデザイン」ですから。そんなイージーな製品をいまさら販売する訳がありません。
開発テーマはずばり「機能と着心地の両立」。文字にするといかにもありふれたテーマに感じちゃいますが、ユーザーのことを親身になって考えて本気で作りました。
まず、素材は吸湿速乾性に優れたお馴染みのポリエステル素材を使用。よく伸びて、サラリとした肌触りが特徴です。ひと味違うのは、こいつを少しゆったりめのシルエットで仕立てて、湿度の高い日本の夏でもまとわりつかないライトな着心地を実現しているところ。一般的なサイクルウェアのセオリーを無視した大胆な手法ですが、もちろんサイクルウェアとしての機能を犠牲にするようなことはありません。緻密なパターン設計によって、前後の身頃のバランスを最適化。前傾のきついロードバイクにまたがっても裾がもたつきません。
バックポケットも使いやすいようひと工夫してあります。サイクルジャージと同じ3連タイプを採用してますが、背後から見ると脇線(サイドの縫い目が)が裾へ向かって絞り込まれるように延びています。これはポケットの大きさを適切するために採用されたディテール。前傾姿勢をとった際にポケットに入れた物が回り込んでくると大きなストレスですからね。サイクル DRY Tシャツのバックポケットは中の物がばっちり背中に「乗る」ようになっているんです。
デザインは左胸のロゴと右腕のラインプリントという、いかにもステムデザインらしいシンプルなもの。ファッションの世界ではまだまだラフなシルエットの白Tシャツが元気なので、その代わりとして普段着でも愛用いただけると思います(価格も頑張りました)。
ゆったりシルエットのサイクリング用Tシャツというステムデザインの新たな提案。2020年夏の自信作です!
■COLOR: | WHITE、BLACK |
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■SIZE: | XS、S、M、L、LL、3L |
■MATERIAL: | POLYESTER 100% |
■PRICE: | ¥5,280 (Tax Include) |
STEM DESIGN WEB MAG Vol7. ホンキで遊んで、ホンキで走れるサイクルウェア!
競技のための機材であるロードバイクには、やはり走るために機能をストイックに追求したサイクルジャージとレーパンが最適解です。では、それほど競技志向の強くないスポーツサイクルだったらどうでしょうか? STEM-DESIGNの答えはサイクルジャージに適度なカジュアルさと遊び心をプラスしたウェアです!
この「ロングスリーブジャージforグラベル カジュアルサイクルジャージ サイクルウェア」はアーバンライドはもちろん、ゆるめのマウンテンライドやグラベルライドも想定して開発した長袖のシャツです。素材はサイクルジャージと同じ、裏メッシュ織のポリエステル100%。サイクルジャージと比べ、フィッティングこそややルーズですが、ライド時の快適性に直結するストレッチ性や吸湿速乾性はほとんど遜色ありません。スポーツライドにも対応できる機能を確保しつつ、カジュアルなシーンにも違和感なく馴染むサイクルウェアとして、2018年の登場以来、大きなご支持をいただいています。
そんな STEM-DESIGNのイチオシ商品がこの春にマイナーチェンジを受け、さらに着回しやすく進化しました。
まず、日常的にも使う機会が多いバックポケットの容量を拡大しました。前傾姿勢でも内容物が前に回りこまないよう、それぞれのポケットを区切った3連バックポケットとなっています。
そして、従来のボーダー柄2色に加え、都会的な着こなしにも合わせやすいシックなashkhaki(アッシュカーキ)とashblue(アッシュブルー)もラインアップ。上からジャケットを羽織るレイヤードスタイルを楽しむなど、コーディネートの自由度がさらに広がりました。
価格も税込みで1万円ジャストとかなり頑張っています。
サイクリングシーンはもちろんですが、日常を快適に過ごせる普段着としてもぜひご活用ください!
■COLOR: | Ivory(ボーダー)、Navy(ボーダー)、Ashblue(無地)、Ashkhaki(無地) |
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■SIZE: | XS、S、M、L、LL、3L |
■MATERIAL: | POLYESTER 100% |
■PRICE: | ¥10,000 (Tax Include) |
STEM DESIGN WEB MAG Vol6. Made in Japanの質感が足元をやさしく包み込む
うれしいことに日本でもツイードラン(ツイードのジャケットを着てスタイリッシュにキメて走るライディング・イベント)が、毎年のように開催されるようになった。そんな影響もあってか、街中でニッカーボッカーズパンツで走る人を目にする機会が増えている。このスタイルは、パンツがバタつかず、しかも上品でお洒落。こだわりのサイクリストにピッタリの雰囲気を醸し出せる。しかし、ヒザ下がパンツから出ているため、一見するとロングパンツより寒いのではないか? と思わせる。でもご安心あれ。寒さに負けないポカポカのストッキングを履けば、じつは冬でもかなり快適に走れるのだ。
STEM-DESIGN新製品の「ニッカーホーズ」は、ウールの配分を65%までアップ。従来製品から編み方を変更することで、さらなるストレッチ性を実現。スルスルっと膝上まで上がる履き心地のよさはウールの常識を覆す。ヒザから上あたりをカバーする上部は編み方を変えてフィット感を高めているため、走行中にずり落ちにくくしている。編み方が変わる部分の仕上げは美しく、日本の職人の技と意気を感じる。2本のラインは、若々しく躍動的。STEM-DESIGNの代名詞でもある「ニッカーボッカーズパンツ」ともよく似合う。
全体に厚すぎない仕上げなので、ニッカーボッカーズのみならず、ロングパンツの下に履いて寒さを防ぐのも大いにあり。一度履いたら癖になる温かさと履き心地。どうでしょう、この冬、ニッカーホーズをベースに、クラシックスタイルや英国風のファッションに挑戦してみては? 気分はあがり、きっといつもの街並みが違った風景に見えることでしょう。濯の際は、ネットに入れて洗濯機で。
■COLOR: | CHACOALGREY×WHITE、NAVY×RED、BLACK×WHITE |
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■SIZE: | S、M、L、LL |
■MATERIAL: | POLYESTER 54%、MERINOWOOL 46% |
■PRICE: | ¥4,600 (Without Tax) |
STEM DESIGN WEB MAG Vol5. 温かいだけじゃない、おとなの高機能・冬ジャージ
鮮やかなカラーに憧れのブランドロゴがドーンと入ったいわゆるサイクリングジャージ。レースで着るにはいいけれど、アーバンライディングのときには、ちょっとね。なんて感じているおとなのサイクリストに向けた、素敵なアイテムが登場した。「メリノパフォーム長袖ジャージ」は、その名のとおり機能性ファブリック「メリノパフォームアドバンテージ」を採用したサイクリングジャージ。この生地は、汗の吸収速乾性に優れるポリエステル系の素材に、メリノウールを混紡した高機能素材。真冬でもライディングすれば、じわり汗をかく。その水分を素早く吸収し、衣服内の湿度をコントロールし、あの嫌なヒヤっとした感覚をなくす。しかもメリノウールの特徴である抗菌性が汗の臭いを抑えてくれる。
肌に触れる裏側は起毛されていて、とても優しい着心地に加えて、着た瞬間に温かさを感じられる。起毛された素材は、スベスベの素材と比較して生地の中に空気がたまりやすいため、保温性能にも優れている。素材自体が軽いので、レーシングジャージと変わらない着心地でしかも温かいのだ。一度、この着心地を体感してしまったら、冬の間は、普通のジャージには戻れまい。
最新モデルは、脱ぎ着がしやすいように、フロントフルオープンジッパーを採用。裾はゴムで絞っているため、体によくフィットし、温かい空気を逃しにくい。バックには、レーシングジャージと同じ機能を持った3ポケットを採用。右側には、反射シートでSTEM-DESIGNのロゴをあしらっている。シャツの右側に配置することで、左側通行の日本の道路で、夜間に背後から来る自動車にしっかりとアピールする。
カラーは、カーキとブラック。どちらも首元に白いアクセントが入る。シックな色合いなので、そのままカフェやレストランに入っても違和感なし。ロードバイクの冬場のトレーニングはもちろん、フォールディングバイクで街並み散策をするようなシーンにも良く似合う。自転車を選ぶことなく着られて、温かく、スタイリッシュ。しかも今どき珍しい日本製。お手入れもウールニット製品のようなめんどくささは無い。この冬のライディングウェア選びは、これでキマリ!
■COLOR: | BLACK、KHAKI |
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■SIZE: | S、M、L、LL |
■MATERIAL: | POLYESTER 54%、MERINOWOOL 46% |
■PRICE: | ¥17,500 (Without Tax) |
STEM DESIGN WEB MAG Vol4. 寒くなりそうな今年の冬は、ピーコートで街を颯爽と走りたい。
年々寒くなっている日本の冬。1〜2月になると、とにかく気温が下がっている印象だ。しかし空気の澄んだ冬でも、気持よく走りたいサイクリストたちは、冬に着れるお気に入りの自転車でも着れるコートを常に探している。一般的に防寒対策となるとどうしてもダウンや3レイヤーのジャケットといったアウトドア向けの洋服になってしまいがちだが、もうちょっとカジュアルなコートをさらりと着て、お洒落なレストランやカフェにも行ってみたい。でも、できれば自転車にも乗りやすいアイテムが欲しいということでSTEM DESIGNからリリースされたのが、自転車に乗ることを考えて徹底的に素材やディテールにこだわった「サイクル ピーコート」だ。
ピーコートとは、ウール(メルトン素材)の密度を高め、かつ生地の厚さをつけることで防寒性能を高めた、19世紀末から英国海軍の船乗りのためのオーバーコートの総称。丈が短く、カジュアルに着こなしやすいデザインのため、スタンダードなコートのアイテムとして、現在でも冬場になるといろんなシチュエーションで重宝され、アパレルブランドでは冬のコートとして例年ラインナップされているアイテムだ。しかしピーコートは、先にも記したように防寒性を一番重視していることで、厚手で密度が濃いウール生地仕上げとなっているため重量が重めで、しなやかさも物足りない。そのため自転車乗りには少々着こなしにくいアイテムになってしまっていた。実はSTEM DESIGNでも、2009年にサイクリストに向けてピーコートをリリースをしているのだが、その際、サイクリスト向きのギミックを多数取り入れているけれどもアパレル寄りの素材やデザインで作ったため、ストレス無く自転車に乗れるコートというよりは、お洒落着的な仕上がりとなっていたが、今回リリースした「サイクル ピーコート」は、サイクリング時にも妨げにならない、お洒落なピーコートをコンセプトに、特に生地のセレクトを中心に、もちろんディテールにもこだわった一着に仕上がっている。STEM DESIGNのピーコート、実に5年ぶりの復活である。
通常のピーコートで使用しているゴワゴワして硬いというウール素材は、良質のウールにカシミアを入れることにより、柔らかくてしなやかな生地感が実現する。その素材を殺さないように縫製は特に気を使い、高級スーツなどを作っている日本の縫製工場で丁寧に縫製することで、素材を柔らかくすることによる型崩れがしにくくなっている。また衿などの部分は芯を入れて型崩れを徹底的に防いでいる。その他、前傾の乗車時に腕や肩周りがつっぱらないように、同色のリブをデザインしたりと、サイクリストが快適に着れるようなディテールが満載だ。それらの積み重ねにより、自転車の乗りやすさと、降りた時の美しいシルエットを見事に両立している。
トラディショナルなファッション愛好家はピーコートが好きだ。サイクリストもそんなピーコートを好きなハズなのだが、自転車に乗らないときのアイテムと、認識している人がほとんだった。しかしSTEM DESIGNは「普段着だけどサイクルウェア」というコンセプトで、自転車に乗るアパレルと乗らないアパレルを近づけてしまい、できれば一緒にしてしまうことを目標にデザインしている。今回の「ピーコート」はまさに、どんなシーンでも着れるアイテムに仕上がった一着だ。今年の冬は、ぜひサイクル ピーコートを着て自転車に乗って、乗らない時間もこれを来てお洒落な街で散歩やデートに出かけて欲しい。
■COLOR: | DARK NAVY |
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■SIZE: | S、M、L、LL |
■MATELIAL: | WOOL 80%/CASHMERE 9%/ NYLON 10%/POLYURETHANE 1% |
■PRICE: | ¥65,000 + tax |
STEM DESIGN WEB MAG Vol3. アパレルアイテムは時にはギア的なセレクトも必要だ。
いつもより遠くまで行きたい週末のサイクリング。できるだけ走る際のフットワークを軽くしたいため、持ち物のセレクトと収納には出来るだけ拘りたい。準備は少々面倒だけど、いろいろと悩んで試行錯誤するのは自転車ライフにとっては楽しい時間の一つなのだ。とはいえ、持って行かなくてはならないものをリストアップすると結構荷物がたくさんある。携帯工具、携帯ポンプ、予備チューブ、携帯食、携帯電話、財布、コンパクトカメラ、ウィンドブレーカー、輪行バッグ、etc...といった塩梅で、工夫をしないとジャージのバックポケットやサドルバッグなどの限られた収納スペースには全部収まらないだろう。そんなギリギリの持ち物リストに、さらに加えたくなってしまうアイテムがSTEM DESIGNからリリースされた。
リストに加えたいものは、上の写真で持ち物と一緒に並んでいるショートパンツ"Compact Cycle Shorts"だ。大抵、ウィンドブレーカー(上着)は持って行くけれど、防風や降雨対策のパンツを携帯することは、荷物になってしまって(ロングパンツの場合けっこうかさばるので......)、無くてもなんとかなるといった認識で、あまり持っていかないことが多いけれども、急激な温度変化や、いつ雨が降るかわからない状況下で、上着のウィンドブレーカーと共にパンツもあると安心なことには間違いない。特に、帰りの際に"輪行"をする場合の電車内や、サイクルパンツでは少々入りにくいレストラン、途中で出会ったカフェに寄りたいときに、このパンツがあると心強いのは間違い無いだろう。
この商品の生まれた背景は、週末サイクリングを楽しんでいるSTEM DESIGNのデザイナーが、毎年開催される「千葉から直江津までの300kmを、24時間以内に走る」といったロングライドに参加したことがきっかけで、このイベントでは走行ルートの環境やイベントの特性上、出来る限り荷物を少なくすることが必須条件なので、限られたものをサイクルジャージのバックポケットなどに上手く収納する必要があったとのこと。そんな限られた持ち物の中でも、帰りの輪行の際に履けるパンツ(ライド中はレーサーパンツなので)を、持って行きたかったのだけど、なかなかジャージのバックポケットなどに収納できるような携帯性、防水、防風などの機能性、そしてデザイン性を兼ね備えたようなものが見当たらなかったため、自らデザインしたのが、ここで紹介する"Compact Cycle Shorts"なのだ。
生まれたきっかけは300kmのロングライド to 輪行と、ややハードな内容だけど、のんびり走りたいサイクリストが帰りは輪行で、といった場合に重宝するだろう。サイクリングの持ち物に付け加えておきたいギア的意味合いのある携帯ショートパンツ。皆もぜひ、サイクリングの際の持ち物の取捨選択で、悩むのも楽しみながら、サイクリング前日を過ごしてみては?
STEM DESIGN WEB MAG Vol2. 荷物を背負わない自由を、サイクルトートバッグで。
通勤などの街での移動のために、良い自転車に乗っても、良い服を着ても、持つバッグはアウトドアやスポーツテイストのバックパックや、斜め掛けバッグの選択肢になってしまうのはとってももったいない。できればバッグも洋服などに合わせてカジュアルや落ち着いたデザインのものにしたいのだ。さらに欲を言うと、洋服にシワを付けたくないし、荷物の背負い疲れも避けたいので、欧米のコミューターバイクシーンで見かけるパニアバッグのように、自転車に装着できるバッグを選びたいところだ。そこでSTEM DESIGNは洋服を作るときのコンセプト同様「普段着だけど、サイクルウェア」さながら、「普段のバッグだけど、サイクルバッグ」といった感じで、帆布とナイロンを組み合わせたシンプルな外観の小径自転車用のトートバッグをデザインした。
このバッグが対応するのは折りたたみ自転車などの小径ホイールの自転車で、アタッチメントのマルチフロントキャリアアダプター「B-Prop & Adjust Frame(税別:¥13,000)」を組み合わせることで、バッグ自体を自転車のフロント部に装着することが可能だ。さらにこのアタッチメントのおかげで、バッグの取り外しがワンタッチでできるため、自転車を降りたら、さっとバッグを自転車から外して、長めの取っ手を肩に掛けたり、付属のショルダーストラップをたすき掛けにして、通常のトートバッグとして使用できる。B4などの大きめの本も余裕で入ってしまい容量も充分で、普段での使い勝手も良好だ。装着に必要なアタッチメントは、自転車との相性などがあるので「B-Prop & Adjust Frame」を取り扱うバイクショップ(グリーンサイクルステーション、サイクルハウスしぶや二子玉川)に相談する必要がある。バッグ自体は、バイクショップの「LOROスロースポット」、アパレルショップの「コネクテッド」でも取り扱う。
小径自転車で通勤、通学、お散歩など、日々の移動を自転車で移動する人は、一度、自転車に装着できる「サイクルトートバッグ」を試して欲しい。荷物を背負うことから開放された自由とスタイルを選ばない使いまわしの良さが、これまでのサイクルライフに新たな彩りを加えることができるはずだ。最後になってしまったが、単体で見ると自転車用バッグとしてまるで見えない、お洒落でスマートなこのトートバッグだが、自転車に取り付けても自然と馴染むルックスだと感じているのだが、いかがだろう?
■COLOR: | BLACK(表)×BLUE(裏)、BLACK(表)×RED(裏) |
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■SIZE: | 36cm(H)×54cm(W)×14cm(D) |
■MATELIAL: | Cotton 100%(表)/Nylon 100%(底)/Cotton 100%(裏地) |
■PRICE: | ¥23,000+tax |
■OTHER: | ショルダーストラップ付属 |
STEM DESIGN WEB MAG Vol1. 自転車に乗るときも、ステンカラーコートを着たかった。
自転車に乗ることを考えると、着たいけれども諦めていた服というのは実に多い。洋服として、かっこよかったり、スタイリッシュだったりしても、自転車をこぐときに動きにくかったり、ばたついてしまうときは、なるべく避けたほうが良い。しかし可能ならば、そんな相反するところを、なんとか両立させた洋服を提案をしていきたいのが、サイクルアパレルブランド、STEM DESIGNの物づくりだ。
フォーマルでもカジュアルでも、いろんなコーディネートに合わせやすい大人の定番アイテム「ステンカラーコート」も自転車に乗るときには、コートの長さが妨げになってしまうので諦めていたアイテムの一つだ。それをなんとか自転車に乗りやすいようにデザインしたのが「Cycle Balmacaan Coat (Coolmax)」。一見、通常のステンカラーコートだけど細部を見ていくと、サイクリストのために作られているというのがよくわかる。
自転車で走るとカラダは発汗していくため次第に熱くなってくるので、コートやジャケットなどのアウターウェアには防寒、防風だけではなく、発汗性能も求められる。通常のコートだと防寒目的のみになってしまうことが大半だけど、このアイテムは、クールマックス糸を使用したコットン素材を使用し、発汗、速乾性をプラスし、さらに裾がペダリングに邪魔にならないようなギミックや、防風、防寒のための首回りのガード、裏地にはネル生地で見た目の特徴と暖かさを確保して、サイクリスト向けのステンカラーコートに仕上がっている。
もしもクラシックなクロモリフレームのロードバイクやキャリアのついたコミューターバイク、街にとけこむミニベロに乗って、さっと近所のカフェに出かけたり、通勤などのビジネスシーンで自転車に乗る人には、3シーズン使用できるサイクリスト向けのステンカラーコートは実に魅力的なアイテムだろう。
■Color: | BLACK、SAX BLUE、KHAKI |
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■Size: | S、M、L |
■Material: | コットン73%/ポリエステル27% |
■Price: | ¥40,000 + tax |
■Note: | 裏地のボーダーは、チェック柄に変更になりました。 |